リスクマネジメント中小企業のリスクマネジメント中小企業におけるリスクマネジメントの現状は、なかなか実行されていないのが実情であろう。 その実行されていない主な要因としては、 ・経営者がすべてのことをしてしまい組織としてマネジメントできていない。 ・人材難で担当者を設置できない。 ・資金面で担当者等を設置できない。 ・自社のリスクを認知できない。 ・自分の会社は大丈夫だと思っている。 ・リスクマネジメントの必要性を感じていない。 など多くのことが考えられる。 大企業や警察における不祥事は後を絶たないが、これらはリスクマネジメントと して捉えられていない事象があまりにも多くあるのではないかと思う。 さらに、普段は特段意識していない内容や行為も一歩間違えるととんでもない 損害を与えかねない事象もあるかもしれない。 これらのことを怠った経営者はその損害により会社倒産などに至った場合には 経営者責任として従業員とその家族に対し賠償責任が発生する。 まだ、記憶に新しい鳥インフルエンザ事件。確か、京都の畜産業の経営者が 鳥インフルエンザに感染している可能性のあるブロイラーを売買した事件である。 その会長は自殺し、その後刑事責任や民事責任はどのようになったのか定かではないが、 これはリスクを直接的損失にしか考えなかった典型であろう。少なくとも間接的損失 が発生すると少しでも考えていれば、このような愚かな行為はしなかったと思う。 ま、少しでも多くの経営者がリスクマネジメントに興味を持っていただけること を祈念する。 |